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[海外ニュース]2016.9.30

12/23 ベテルビエフが前哨戦

 ライトヘビー級でWBAとWBCで3位、IBF2位、WBO4位にランクされる豪快な倒し屋、アルツール・ベテルビエフ(31=露/カナダ)が12月23日、カナダのケベック州ガティノーでWBO10位のイシドロ・ラノリ・プリエト(30=パラグアイ/亜)と対戦することになった。
 ベテルビエフはアマチュア時代にセルゲイ・コバレフ(露/米=現WBA、IBF、WBO王者)に2度勝ったほか、五輪にも2度出場するなど輝かしい実績を残してプロに転向。 ここまで10戦すべてKO勝ちを収めている。昨年6月から故障のため1年のブランクをつくったが、ことし6月に戦線復帰した。対するプリエトも30戦26勝(22KO)1敗3分と高いKO率をマークしている強打者で、WBOラテン王者でもある。唯一の敗北は昨年8月、カナダのモントリオールで現WBC1位のエレイデル・アルバレス(コロンビア/カナダ)に判定負けを喫したものだが、以後は2KO勝ちを収めている。ライトヘビー級は11月19日にコバレフ対アンドレ・ウォード(米)が行われることになっているが、その勝者への挑戦を目指すベテルビエフは存在感を示すことができるか。