[海外ニュース]2016.9.28
フューリー 王座剥奪の危機
現代のタイソン窮地
10月29日に予定されていたウラジミール・クリチコ(40=ウクライナ)との初防衛戦を2度にわたってキャンセルしたWBA、WBO世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(28=英)に対し、WBOが「正当な理由がない場合は王座を剥奪する可能性がある」として、10月6日を期限として事情説明を求めている。
タイソン・フューリー
フューリーは昨年11月にクリチコに判定勝ちを収めてWBA、IBF、WBO3団体の王座を奪取。IBF王座は返上したもののWBAとWBO王座は保持し、今年7月9日にクリチコとの再戦に臨むはずだった。しかし、2週間を切った時点で左足首を痛めたため10月に延期。ところが今月下旬になって今度は「健康上の問題」を理由に再延期を発表した。一説では精神的に不安定な状態にあるとも伝えられる。こうしたなかWBOはフューリー側に事情説明を求めており、10月6日までに正当な理由が報告されない場合は王座剥奪もありえるとしている。