[海外ニュース]2016.9.7
「私は怪物」とブルック
ケル・ブルック
10日(日本時間11日)、英国ロンドンにWBA、WBC、IBF3団体統一世界ミドル級
王者ゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)を迎えて2階級制覇に挑むIBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(30=英)が、「私は筋肉をつけて怪物になった」と番狂わせを起こす自信をのぞかせている。
※ゴロフキン対ブルックは11日(日)朝、WOWOWメンバーズ・オンデマンドで先行生配信の予定。また当日11時からWOWOWプライムで放送予定。
※ゴロフキン対ブルックは11日(日)朝、WOWOWメンバーズ・オンデマンドで先行生配信の予定。また当日11時からWOWOWプライムで放送予定。
ケル・ブルック
ブルックは04年のプロデビューから12年、ほとんどの試合を147ポンド(約66.6キロ)のウェルター級で戦ってきた。36戦(全勝25KO)のうち最軽量時が137ポンド(約62.1キロ)、最重量時で155ポンド(約70.3キロ)というデータが残っているが、160ポンド(約72.5キロ)のミドル級で戦うのは初めてとなる。しかし、試合1ヵ月前の予備計量では176ポンド(約79.8キロ)、9月に入っても167.8ポンド(約76.1キロ)を計測、ゴロフキンよりも重い体重をキープしている。そのブルックは「すごく強くなったと実感している。この感覚は以前はなかったもの」と話している。「長いこと147ポンドをつくるために身を削ってきたが、いまはより自然に、より快適さを感じている」とも加えている。そして「私はモンスターになっている。ゴロフキンと計量で会ったとき、みんな驚くだろう」とも。35戦全勝(32KO)のV16王者を相手に、ブルックがどんな戦いをみせるか注目される。なお、ゴロフキン対ブルックに際してWBAはタイトル戦としては認めておらず、今回はWBCとIBF王座のかかった試合ということになる。ブルックの自信とは裏腹にオッズは依然として6対1でゴロフキン有利が続いている。