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[海外ニュース]2016.9.3

決定戦はブラウンvsオケンド

 空位となっているWBA世界ヘビー級王座の決定戦が、「幻の前王者」ルーカス・ブラウン(37=豪)対4位フレス・オケンド(43=プエルトリコ)というカードで行われることが決定的となった。
 これはWBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長(ベネズエラ)が公表したもので、すでに両陣営には対戦交渉を促しているという。WBAのヘビー級レギュラー王座は、14年7月の決定戦でオケンドに競り勝ったルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン/独)が保持していたが、今年3月のV2戦でブラウンに10回TKO負けを喫した。ブラウンは新王者として手を挙げられたが、のちにドーピング違反が発覚。試合結果はそのままだったが、王座はチャガエフに差し戻された。その際、WBAはチャガエフに対しオケンドとの防衛戦を義務づけたが、チャガエフは再三の勧告にもかかわらず対戦の意思を示さなかった。そのためWBAはチャガエフからベルトを剥奪して王座を空位にしたという複雑な経緯がある。半年のサスペンドが解けるブラウンは24戦全勝(21KO)。2年以上も試合から遠ざかりながら4位に名前を残し、さらに指名挑戦権を有するオケンドは45戦37勝(24KO)8敗。