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[メキシコ情報]2016.8.21

元王者モリナの再起第5戦

 13年9月から14年10月までIBF世界スーパーウェルター級王座に君臨した元王者カルロス・モリナ(33=メキシコ/米)が20日(日本時間21日)、メキシコのゲレロ州アカプルコでカルロス・ゴルハム(27=メキシコ)と8回戦で拳を交えた。
 粘り強さが身上のモリナがこの日も持ち味を発揮し、守ってもゴルハムのパンチの多くをブロックして付け入る隙を与えなかった。決め手不足という課題は残ったモリナだが、ジャッジ三者から80対72で支持される圧勝だった。無冠になってから5連勝のモリナは35戦27勝(8KO)6敗2分。ゴルハムは20戦16勝(10KO)4敗。
 この日のリングには父親に続く世界王座獲得を目指すWBCライト級17位のマルコス・ビジャサナ(メキシコ)が登場、ロセキエ・クリストバル(比)と対戦した。ビジャサナは5回にダウンを奪って優位に立ち、8回にはクリストバルの低打による減点で差を広げた。10回にもクリストバルはローブローを繰り返したため失格、反則負けが言い渡された。WBCラテン王座の初防衛に成功したビジャサナは26戦20勝(11KO)6敗。クリストバルは13戦目で初黒星(12勝9KO1敗)となった。