ワイルダーは5月に指名挑戦者ポベトキンを相手に4度目の防衛戦を行う予定だったが、直前になってポベトキンのドーピング違反が発覚したためキャンセルに。2ヵ月後、ワイルダーは相手をクリス・アレオーラ(米)に変えてV4戦を行い、8回終了TKO勝ちを収めた。しかし、この試合で右拳と右腕を負傷したため手術を受け、年内を休養に充てることになった。一方、このほどWBCはポベトキンに対してサスペンドなしを決定。さらに暫定王座の設置を決め、ポベトキンと前WBC王者のスティバーンで決定戦を行うことを決めた。WBCは両陣営に対して交渉をまとめるよう指令を出し、不調に終わった場合は9月16日に興行権入札を行うと通達した。元WBA王者ポベトキンは31戦30勝(22KO)1敗。スティバーンは28戦25勝(21KO)2敗1分。