ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2016.8.11

「破壊する」とコバレフ

セルゲイ・コバレフ
 WBA、IBF、WBO3団体統一世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(33=露/米)は11月19日、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで元WBA、WBC世界スーパーミドル級王者アンドレ・ウォード(32=米)の挑戦を受ける。この大一番を3ヵ月後に控え、コバレフは「ウォードのことはリスペクトしているが、彼を破壊する」と意気込みを語っている。
アンドレ・ウォード
 これは専門サイトfightnews.comの取材にコバレフが答えたもので、3団体王者は「この試合は私にとってものすごく重要な一戦」と位置づけている。試合に備え陣営は米国カリフォルニア州ビッグベアでトレーニング・キャンプを行う予定で、同行するジョン・デビッド・ジャクソン・トレーナー(元世界ミドル級王者)は「いつもと同じことをするだけ。ウォードのミスにつけ込む」と話している。コバレフは今月6日にカリフォルニア州オークランドで行われたウォードの前哨戦をリングサイドで観戦したが、それに関しては「無理にKOを狙うわけではなく、11月19日に照準を合わせていることが分かった」と分析した。31戦30勝(26KO)1分の「クラッシャー(破壊者)と、30戦全勝(15KO)の「S.O.G(神の子)」のカードだが、オッズは11対8の僅差でウォード有利と出ている。それでもコバレフは自信満々だ。「この試合は精神的な戦いになるだろう。彼は賢く、ベストのプランに沿って戦うだろう。私はKOを狙う。 なぜなら私はクラッシャーだから」。