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[海外ニュース]2016.8.3

選択が注目されるフラナガン

テリー・フラナガン
 WBO世界ライト級王者テリー・フラナガン(27=英)は、統括団体から1位のフェリックス・ベルデホ(23=プエルトリコ)との指名防衛戦を義務づけられているが、その一方でWBC王者デヤン・ズラチカニン(32=モンテネグロ)との統一戦も計画されている。はたしてフラナガンの選択は?
テリー・フラナガン
 フラナガンは昨年7月の王座決定戦でホセ・セペダ(メキシコ)に2回終了TKO勝ちを収めて戴冠。その後、3度の防衛を果たしている。次戦ではズラチカニンとの統一戦が10月29日に計画されていたが、ここにきてWBOからベルデホ戦を強制される事態になっている。今月1日から20日以内に交渉をまとめるよう通達が出ており、不調に終わった場合は興行権入札が行われる予定だ。その場合の最低提示額は15万ドル(約1530万円)と定められている。フラナガン対ズラチカニンが実現する場合はタイソン・フューリー(英)対ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)のWBA、WBO世界ヘビー級タイトル戦の前座、フラナガン対ベルデホが実現する場合は11月5日に米国ネバダ州ラスベガスで計画されているマニー・パッキャオ(比)の復帰戦の前座になるとみられている。フラナガン陣営がどういう選択をするのか、そしてライト級戦線がどう動くのか注目される。