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[海外ニュース]2016.7.30

3人がフラナガンに照準

テリー・フラナガン
 31戦全勝(12KO)のレコードを残しているサウスポー、WBO世界ライト級王者テリー・フラナガン(27=英)が、同じクラスのトップ選手たちから標的として人気を集めている。
テリー・フラナガン
 フラナガンは昨年7月、決定戦でホセ・セペダ(メキシコ)に2回終了TKO勝ちを収めて王座を獲得し、テレンス・クロフォード(米)の後継王者になった。その後、10月に指名挑戦者ディエゴ・マグダレノ(米)を2回TKOで退け、今年3月と7月にも防衛を重ねている。プロで挫折を知らない王者だが、同じ階級のトップ選手たちには狙い目として映っているのかもしれない。フランク・ウォーレン・プロモーターはWBC王者のデヤン・ズラチカニン(モンテネグロ)との統一戦の可能性を示唆しており、10月29日に計画されているタイソン・フューリー(英)対ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の前座に組み入れることも検討されている。こうした一方、WBOは1位のフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)との指名防衛戦を義務づけており、フラナガン側がどう出るか注目される。また、30日に米国ニューヨークで2年半ぶりの復帰戦を行う元世界2階級制覇王者ミゲール・マイキー・ガルシア(米)もフラナガンに強い興味を示している。ズラチカニンとベルデホが22戦全勝(15KO)、ガルシアが34戦全勝(28KO)と3人とも無傷だけに、誰と組んでもフラナガンにとっては楽なカードとはいえない。マンチェスターの人気王者の動向に要注目だ。