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[試合結果]2016.7.24

SL級王座統一戦

左:ポストル 右:クロフォード
 スーパーライト級王座統一戦、WBO王者テレンス・クロフォード(28=米)対WBC王者ビクトル・ポストル(32=ウクライナ/米)は23日(日本時間24日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われた。セミではオスカル・バルデス(25=メキシコ)とマティアス・ルエダ(28=亜)が空位のWBO世界フェザー級王座決定戦で拳を交えた。
判定でWBO王者に軍配
○テレンス・クロフォード(米)
 12回判定(3対0)
×ボクトル・ポストル(ウクライナ)

○オスカル・バルデス(メキシコ)
 2回2分18秒TKO
×マティアス・ルエダ(亜)

 右構えでスタートしたクロフォードに対し、長身のポストルが圧力をかけて出る。1分経たないうちにサウスポーにチェンジしたクロフォードは左右に動きながら右ジャブを浅く差し込んだ。2回終盤、クロフォードが左を軽くヒットして優勢を印象づけた。圧力をかけながら前に出るポストル、サークルしながら距離とタイミングを計るクロフォードという展開のなか、3回終盤には今度はポストルが得意の右を当てた。4回、クロフォードの左が2度ほどWBC王者の顔面をかすめると一気に場内はヒートアップしたが、長続きはしなかった。5回、開始と同時にクロフォードの右フックが当たりポストルが右膝をつくダウンを喫した。再開から1分ほど、今度はクロフォードが左を直撃。大きくバランスを崩したポストルは2度目のダウンを喫した。
 大きなリードを奪ったクロフォードだが慎重な姿勢は崩さず、その後も足をつかいながらWBC王者をコントロールし続けた。ポストルは相変わらず圧力はかけるものの相手の可動範囲を狭めることができず、なかなか見せ場をつくれない。9回、クロフォードが左をヒットするとポストルが珍しく後退したが、ここでもWBO王者は無理をしなかった。11回、ポストルは相手の後頭部を叩いたとして減点1を科され、クロフォードにダメ押し点を与えてしまった。最終回、ポストルは右を狙って出たが、逆に迎え撃たれてダメージを負った。採点は118対107(二者)、117対108と大差がついた。2団体の王座を統一したクロフォードは29戦全勝(20KO)、ポストルは29戦28勝(12KO)1敗。
バルデスが新王者
 セミで行われたWBO世界フェザー級王座決定戦は、互いに自慢の強打を振り合うスリリングな展開となった。そんななかバルデスが左フックをヒットしてルエダの膝を揺さぶった。2回、バルデスは左ジャブを突き刺して煽り、顔面攻撃から一転して左ボディブローでダウンを奪った。再開後、バルデスが左右の強打を顔面に叩きつけたあと左ボディブローを打ち込むとルエダが再びダウン。今度はレフェリーがノーカウントで試合を止めた。バルデスの圧勝だった。25歳の新王者は20戦全勝(18KO)、ルエダは27戦26勝(23KO)。
 セミの前にはホセ・ベナビデス(米)対フランシスコ・サンタナ(米)のウェルター級10回戦が行われ、ベナビデスが3対0の判定勝ちを収めた。初回から激しい打ち合いになったが、攻めている時間はサンタナの方が長いものの有効打は少なかった。元WBA世界スーパーライト級暫定王者のベナビデスはディフェンス力とパンチの正確さで勝り加点。しかし、5回あたりから疲労の色が濃くなり失速。その後、ベナビデスは苦しい展開のなか左構えにスイッチするなどして抗戦した。採点は100対90、96対94、98対92だった。ベナビデスは25戦全勝(16KO)、サンタナは30戦24勝(12KO)5敗1分。
 ライトヘビー級10回戦には12年ロンドン五輪ライトヘビー級銅メダリストのオレクサンデル・グウォジク(ウクライナ)が登場、世界挑戦の経験もあるトミー・カーペンシー(米)に6回TKO勝ちを収めた。初回に右フックを浴びてダウンを喫したグウォジクだが、立ち直って以後のラウンドを支配。6回、グウォジクは右ボディストレートをヒットしてダウンを奪った。鼻梁からの出血もあったカーペンシーは、これで勝負を諦めた。グウォジクは11戦全勝(9KO)、カーペンシーは33戦26勝(15KO)6敗1分。
 レニー・ザッパビーニャ(豪)対ヤン・リャフィ(中国)のスーパーライト級世界ランカー対決は、ザッパビーニャが6回TKO勝ちを収めた。初回から右を効果的につかって優勢に試合を進めたザッパビーニャは6回、右ストレートから連打を浴びせてレフェリー・ストップに持ち込んだ。IBF7位、WBO15位にランクされるザッパビーニャは37戦35勝(25KO)2敗。IBF10位のヤンは22戦19勝(14KO)2敗1無効試合。