[海外ニュース]2016.7.10
コバレフ 凱旋防衛に自信
コバレフ
WBA、IBF、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(33=露/米)は11日(日本時間12日)、ロシアのエカテリンブルグでイサック・チレンバ(29=マラウィ/南ア)を相手に8度目の防衛戦に臨む。試合を前にコバレフは「チレンバは危険な相手だが、私のモチベーションは高い」と凱旋防衛に自信をみせている。
コバレフは13年8月にWBO王座を獲得し、翌年にはWBAとIBFの2冠王者バーナード・ホプキンス(米)にも勝って3団体統一を果たした。その後、3人の挑戦者をKOで退けており今回が通算8度目の防衛戦となる。30戦29勝(26KO)1分。ロシアでの試合は10年、11年に続いて3度目だが、世界戦は初めてのこと。それだけに目的意識は高いものがあるようだ。「この試合に向けてハードなトレーニングを積んできた。チレンバは意欲的で危険な相手だが、私もモチベーションは高い。素晴らしいショーを披露するよ」と自信を口にしている。一方のチレンバも「WBC王座を狙っていたが、一気に三つのタイトルを獲得するチャンスに恵まれた。三団体のチャンピオンになることが私の運命だ」と意欲満々の様子だ。29戦24勝(10KO)3敗2分。
コバレフ
なお、この試合にコバレフが勝ち、元WBA、WBC世界スーパーミドル級王者のアンドレ・ウォード(米)が8月6日の試合に勝てば、両者は11月19日に米国ネバダ州ラスベガスで対戦することが内定している。大一番を前にコバレフがどんなパフォーマンスをみせるか注目だ。