[前日計量]2016.6.25
軽めに仕上げたジョシュア
 IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(26=英)は25日(日本時間26日)、英国ロンドンのO2アリーナに同級9位のドミニク・ブリージール(30=米)を迎えて初防衛戦に臨む。24日には前日計量が行われた。
 体重の上限がないヘビー級だが、選手ごとにベスト・ウェートはある。加えて相手の特徴をみて微妙な増減をするケースもある。今回のジョシュアは243.2ポンド(約110.3キロ)で、これは15年以降の7戦のなかでは最も軽い体重となる。スピードで圧倒しようという狙いがあるのかもしれない。対するブリージールは255ポンド(約115.6キロ)だった。こちらはプロ18戦目で5番目に重い体重となる。パワーで勝負する腹づもりか。12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストでもあるジョシュアは16戦全KO勝ち。4月9日の戴冠から2ヵ月半で初防衛戦に臨む点に自信が感じられるが、もしも敗れるようなことがあればヘビー級史上2番目の短命王者になってしまう。ロンドン五輪では初戦敗退だったブリージールは17戦全勝(15KO)。プロの大舞台で立場を逆転することができるか。オッズは16対1でジョシュア有利と出ている。