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[海外ニュース]2016.6.7

レイラ・アリが父を偲ぶ

レイラ・アリ
 3日に74歳で亡くなった元世界ヘビー級王者モハメド・アリ氏の娘で元WBC女子世界スーパーミドル級王者のレイラ・アリさん(38=米)が6日、米国のNBCテレビに出演、亡き父のことを偲んだ。
レイラ・アリ
 レイラさんは07年の試合を最後にプロで24戦全勝(21KO)という完璧なレコードを残して引退したが、父親は彼女がリングに上がることに反対したのだという。「間接的に説得してファイターになることを思いとどまらせようとしたけれど、私は自分のやりたいようにした。父もそれは理解していたはず。彼が信念に沿って生きたように、私が信じたことに突き進むことには敬意を払ってくれたのだと思う」と振り返った。現在は彼女も母親だが、彼らの偉大な祖父の死については6日に子どもたちに話したという。「父は長いことパーキンソン病と戦ってきたので、死は悲しいけれど安らぎも得られたのではないかと思う」と故人を思いやった。そして「私の父は単にファイターとしてだけではなく、誰も真似のできない偉大な人だと思う」と話した。アリ氏はレイラさんが現役時代、何度も試合をリングサイドで観戦したことがあった。