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[海外ニュース]2016.4.27

「友は敵」とサーマン

キース・サーマン
 WBA世界ウェルター級王者キース・サーマン(27=米)は6月25日、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで前IBF王者のショーン・ポーター(28=米)を相手に6度目の防衛戦に臨む。試合を2ヵ月後に控えた26日、両者がニューヨークで会見を行った。
ショーン・ポーター
 サーマンとポーターは友人でもあるが、今回はリング上の対角に陣を構えることになった。13年7月の戴冠(当時は暫定王座)から5度の防衛を果たしているサーマンは、当初3月にポーター戦を予定していたが、自身の交通事故で試合を3ヵ月延ばすことになった。そのサーマンは「ショーン、待たせたね。この試合を年間最高試合にしよう。私は事故のために6週間を自宅で過ごすことになったが、まったく面白くなかったよ。私はファイターだからね。6月25日、友人は敵になる。私はKOを狙って攻めるので、ショーン、ミスをするなよ」と挑戦者にエールを送った。
 これに対し前IBF王者で現WBA2位のポーターは「彼は私をKOすると言ったが、驚きはしないよ。彼は自分に気合を入れなくちゃならないからね。今回は彼が相手だからといってトレーニングを変えたりはしない。いつもと同じようにリングに上がるつもりだ」と話した。戦績はサーマンが27戦26勝(22KO)1無効試合、ポーターは28戦26勝(16KO)1敗1分。オッズは7対4でサーマン有利と出ている。セミではヘスス・クェジャル(亜)対アブネル・マレス(メキシコ/米)のWBA世界フェザー級タイトルマッチで組まれている。