[海外ニュース]2016.3.19
「次戦に集中」とロマゴン
ローマン・ゴンサレス
4月23日、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムでマクウィリアムス・アローヨ(30=プエルトリコ)を相手に4度目の防衛戦を行うWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア/帝拳)が、「いまは目の前の試合に集中している」と気を引き締めている。
ローマン・ゴンサレス
ゴンサレスはV4戦に向けニカラグアの隣国コスタリカでトレーニング・キャンプを行い、調整は順調と伝えられる。「練習に集中できる環境なので理想的なスパーリングをこなすことができるんだ」と十分の手応えを得ている様子だ。今回の刺客アローヨはIBF世界スーパーフライ級王者マクジョー・アローヨの双子の兄弟で、ふたりで08年北京五輪に出場した実績を持っている。アローヨ自身は14年9月のアムナット・ルエンロエン(タイ)に惜敗して以来2度目の世界挑戦となる。「アローヨはアムナットに勝っていたと思うので、すでにチャンピオンという見方もできる。彼が今度の試合のために十分な準備をしてくるかは分かっている。私にとっても多くのことが試される大事な試合なんだ」と自らを戒めている。この試合をクリアすれば秋にはWBAスーパー王座とWBO王座を持つファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との統一戦や1階級上のWBC王者カルロス・クアドラス(メキシコ)への挑戦などが噂されているが「いまは4月23日のアローヨ戦に集中している」と気を引き締めている。戦績はゴンサレスが44戦全勝(38KO)、アローヨが18戦16勝(14KO)2敗。オッズは25対1でゴンサレス有利と出ている。