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[海外ニュース]2016.3.15

26日にブルックのV3戦

ケル・ブルック
 IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(29=英)は26日、英国シェフィールドで指名挑戦者ケビン・ビジエール(31=カナダ)を迎え撃つ。その試合を前にブルックは「相手を軽視してはいない」と気を引き締めている。
ケル・ブルック
 ブルックは14年8月にショーン・ポーター(米)を破って王座を獲得したが、翌月にバカンス先で暴漢に襲われ大腿部に刺傷を負った。リハビリを経て昨春に戦線復帰。2度の防衛は圧倒的な内容でクリアしたが、10月に予定したV3戦を肋骨の負傷のためキャンセルするなど、歩みは必ずしも順調とはいえない。こうした間にフロイド・メイウェザー(米)が引退し、マニー・パッキャオ(比)も次戦を最後にグローブを置くことになるなどウェルター級トップ戦線は大きく変化した。ブルックは「大きな試合をしたい」という希望を持っており、そのためにもビジエール戦はケガなくクリアしておきたいところだ。19対1のオッズが示すとおりブルック有利は不動だが「ビジエールは指名挑戦者に値する力量を持った選手。決して軽視してはいない。でも、地元ファンの前でカッコよく勝つよ」とブルックは話している。戦績はブルックが35戦全勝(24KO)。15年11月にフレデリック・ローソン(ガーナ/米)に10回終了TKO勝ちを収めて指名挑戦権を手にしたビジエールは27戦25勝(17KO)2敗。