[海外ニュース]2016.2.27
ポベトキン側が興行権落札
アレクサンドル・ポベトキン
WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(30=米)と、元WBA王者で現WBC1位のアレクサンデル・ポベトキン(36=露)の指名試合の興行権入札が26日、米国フロリダ州マイアミで行われ、ポベトキン側が715万ドル(約8億1510万円)で落札した。
デオンタイ•ワイルダー
入札にはワイルダー側のディベラ・エンタテインメント社とポベトキン側のアンドレイ・リャビンスキー・プロモーターが参加。ディベラ氏が両選手の合計報酬として510万1000ドル(約5億8150万円)を示したのに対し、リャビンスキー氏のワールド・オブ・ボクシング社は715万ドルを提示して興行権を落札した。WBCの新ルールにより、この金額のうち10%が試合の勝者のボーナスとなり、残りの643万5000ドルを王者に7割、挑戦者に3割という比率で分配することになる。したがってワイルダーには約450万ドル(約5億1300万円)、ポベトキンには約193万ドル(約2億2000万円が最低保障される計算になる。さらに勝者が71万5000ドル(約8100万円)のバーナスを手にすることになる。
規定にしたがいリャビンスキー・プロモーターは90日以内に試合を挙行する義務を負うことになる。その前に2週間以内に開催日程を決め、3月17日までに両陣営のサインを添えてWBCに対戦締結書類を提出しなければならない。ワイルダー側のディベラ・プロモーターは入札で勝利を収めた場合は5月21日に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで試合を開催する計画を立てていたが、その可能性は極めて小さくなったといえる。ワイルダーがロシアに行ってV4戦を行うことが有力視されるが、テレビ局を交えた今後の条件交渉次第では米国開催という線も残っている。
規定にしたがいリャビンスキー・プロモーターは90日以内に試合を挙行する義務を負うことになる。その前に2週間以内に開催日程を決め、3月17日までに両陣営のサインを添えてWBCに対戦締結書類を提出しなければならない。ワイルダー側のディベラ・プロモーターは入札で勝利を収めた場合は5月21日に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで試合を開催する計画を立てていたが、その可能性は極めて小さくなったといえる。ワイルダーがロシアに行ってV4戦を行うことが有力視されるが、テレビ局を交えた今後の条件交渉次第では米国開催という線も残っている。