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[海外ニュース]2015.12.18

「拳が語る」とオルティス

ルイス・オルティス
 WBA世界ヘビー級暫定王者ルイス・オルティス(36=キューバ/米)は19日(日本時間20日)、ブライアント・ジェニングス(31=米)を相手に米国ニューヨーク州ベローナで初防衛戦に臨む。試合を前に17日には会見が行われ、オルティスは「私は能弁ではないので、代わりに土曜日の夜には拳が語るよ」と自信をみせた。
ルイス・オルティス
 サウスポーのオルティスは10月に暫定王座を獲得したばかりだが、ヘビー級では極めて異例となる2ヵ月のスパンで初防衛戦に臨む。それだけ自信もあり調子もいいということなのだろう。会見では関係者に感謝の意を表したあと「私は能弁ではないし、まだ慣れてもいない。でも、代わりに土曜日の夜には拳が語ってくれるはずさ。ジェニングスは準備ができているだろうし、勝つつもりでいることも分かっている。私も多くの犠牲を払ってこの場に辿り着いた。それを無駄にはしない」とコメントした。25戦23勝(20KO)2無効試合。
 これに対し今年4月、ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)戦で判定負けを喫して以来の再起戦が2度目の世界挑戦にもなるジェニングスは、スペイン語で暫定王者に語りかけたあと「いつもと同じように準備できた。皆さんが土曜日に見ることを実現させるためには大変な作業が必要になるが、それをするためにここに来ている。言ったとおりのことをやってみせるよ」と、自信をのぞかせた。20戦19勝(10KO)1敗。オッズは強打に定評のあるオルティスが3対2で有利と出ている。
 前座では前WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)対ジェイソン・ソーサ(米)の世界ランカー対決が行われるほか、元世界ウェルター級王者ジョシュア・クロッティ(ガーナ/米)対ガブリエル・ロサド(米)のスーパーウェルター級10回戦、元世界3階級制覇王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)対ハイロン・ウィリアムス(米)のライト級10回戦などが組まれている。