[海外ニュース]2015.12.4
PPVは90万件
カネロvsコット
11月21日に米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われたWBC世界ミドル級タイトルマッチ、ミゲール・コット(35=プエルトリコ)対サウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)はHBOテレビのPPV(ペイ・パー・ビュー)で生中継されたが、米国内での契約件数は約90万件に留まった。
コットvsカネロ
HBOが3日に明らかにしたもので、期待された100万件の契約には届かなかった。PPVの売り上げ金額は約5800万ドル(約71億円)に上ったという。今年5月のフロイド・メイウェザー(米)対マニー・パッキャオ(比)の460万件、07年5月のオスカー・デラ・ホーヤ(米)対メイウェザーの245万件、さらに2年前のメイウェザー対アルバレスの220万件はともかくとして、100万件は突破してほしかったところだ。1件あたりの視聴単価が異なるとはいえ、かつてマニー・パッキャオ(比)対ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)第3戦で140万件、パッキャオ対マルケス第4戦115万件、パッキャオ対オスカー・デラ・ホーヤ(米)で125万件、パッキャオ対シェーン・モズリー(米)で130万件という数字が残っているだけに、ボクシングのPPV放送の今後に不安を抱かせることにもなっている。
メイウェザーが去り、来年4月9日の試合を最後にパッキャオも引退を宣言している状況下、アルバレスとゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)が業界の象徴的存在になることは誰もが認めるところだ。そのゴロフキンは10月のデビッド・レミュー(カナダ)ではPPVの契約件数が15万件に留まり、スター選手同士のコット対アルバレスでも100万件突破を果たせなかった。この事実を重く受け止める必要がありそうだ。
メイウェザーが去り、来年4月9日の試合を最後にパッキャオも引退を宣言している状況下、アルバレスとゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)が業界の象徴的存在になることは誰もが認めるところだ。そのゴロフキンは10月のデビッド・レミュー(カナダ)ではPPVの契約件数が15万件に留まり、スター選手同士のコット対アルバレスでも100万件突破を果たせなかった。この事実を重く受け止める必要がありそうだ。