[海外ニュース]2015.11.19
マレー「ベルトを持ち帰る」
マーティン・マレー
 WBO世界スーパーミドル級王者アルツール・アブラハム(35=アルメニア/独)の5度目の防衛戦は21日(日本時間22日)、元WBA世界ミドル級暫定王者マーティン・マレー(33=英)を相手にドイツのハノーファーで行われる。試合を3日後に控えた18日、両者が会見に臨み意気込みを口にした。
マーティン・マレー
 7月のV4戦で8試合ぶりのKO勝ちを収めたアブラハムはベテランの域にあるが、その4度目の防衛戦でライバルでもあったロバート・スティーグリッツ(露/独)を退けたこともあり自信を増している。「トレーニングでは限界まで追い込まれた。でも、それは土曜日に私の手が挙がるためだった。マレーは優れた選手なので楽な展開にはならないだろうが、彼には私のタイトルを奪う術がない」と言い切った。
 これに対し1階級上げて世界挑戦にこぎ着けたマレーは「私たちは彼のことを細部まで研究した。彼は偉大なファイターだが、何年もスタイルを変えずにきた。進化しなかったともいえる。タフな戦いになるだろうが、勝つのは私だ。タイトルを持たずにドイツを出るつもりはない」と、こちらも自信満々の様子だった。
 戦績はアブラハムが47戦43勝(29KO)4敗、マレーが35戦32勝(15KO)2敗1分。オッズは8対7の僅少差でアブラハム有利と出ている。