[海外ニュース]2015.11.17
ブラッドリーとの再戦を希望
ルスラン・プロボドニコフ
元WBO世界スーパーライト級王者のルスラン・プロボドニコフ(31=露)が、WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(32=米)との再戦を望んでいる。
ルスラン・プロボドニコフ
両者は13年3月、ブラッドリーの持つ王座にプロボドニコフが挑むかたちで対戦。挑戦者が初回から王者を脅かすなど激闘になり、最終回のダウンをしのいだブラッドリーが辛うじて判定勝ちを収めている。その後、紆余曲折を経てブラッドリーは返り咲き、プロボドニコフは無冠という状況にある。場所は異なるもののともに11月7日に最新試合を行っており、揃ってTKO勝ちを収めている。再戦はプロボドニコフが強く望んでいるもので、バナー・プロモーションズのアーチー・ペルーロ・プロモーターも「2016年の前半に大きな試合を用意したい」と話している。ちなみに、両者には直接のライバル意識があるだけでなく、今春までブラッドリーとコンビを組んでいたジョエル・ディアス・トレーナーが袂を分かったあとプロボドニコフの指導をするなど、間接的な因縁もある。ただし、ブラッドリーはサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との対戦プランが浮上しているほか、マニー・パッキャオ(比)のラスト・ファイトの相手候補にもなっている。さらにWBOから1位のサダム・アリ(米)との指名防衛戦を義務づけられており、プロボドニコフとの再戦プランは4番手、5番手といった位置づけになりそうだ。