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[メキシコ情報]2015.10.15

V8阻止に自信のアレホ

ドニー・ニエテス
 WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ、王者ドニー・ニエテス(33=比)対同級8位ファン・アレホ(メキシコ)の12回戦は17日(日本時間18日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われる。試合を前に挑戦者のアレホが「ベルトが呼んでいる」と、王者のV8阻止に自信をみせている。
 41戦36勝(21KO)1敗4敗、ミニマム級に続いて獲得したライトフライ級王座を7度防衛中のニエテスに対し、アレホはboxrecに年齢が載っていないほどで、世界的には無名といえる。戦績は24戦21勝(13KO)3敗。ただし、この3敗は09年4月のプロデビューから3試合連続で喫したもので、以後は8連続KOやメキシコ王座獲得などを含め21連勝を飾っている。初の大舞台に「アメリカに旅行に来たわけではない。土曜の夜には私の腰にベルトが巻かれているはずだ。そうなるために懸命にトレーニングを積んできた。ベルトが私を呼んでいる」と自信をみせている。挑戦者が無名ということもありオッズは事実上の賭け不成立を意味する100対1と出ているが、アレホは大番狂わせを起こすことができるか。
 なお、この日はニエテスと同じフィリピンのトップ選手、スーパーバンタム級のIBF3位、WBAとWBOで6位にランクされるアルベルト・パガラも出場、世界挑戦の経験もあるウィリアム・ゴンサレス(ニカラグア)と対戦する。21歳のパガラは24戦全勝(17KO)。7年前にジョセフ・アグベコ(ガーナ/米)の持つIBF世界バンタム級王座に挑んで惜敗した34歳のサウスポー、ゴンサレスは32戦27勝(23KO)5敗。また、アルベルトの6歳上の兄ジェイソン・パガラも出場、サントス・ベナビデス(ニカラグア)と拳を交える。WBO世界スーパーライト級2位にランクされるパガラは38戦36勝(22KO)2敗。11年11月にブライアン・バスケス(コスタリカ)とWBA世界スーパーフェザー級暫定王座を争ったこともある33歳のサウスポー、ベナビデスは34戦25勝(19KO)7敗2分。