骨肉腫を克服して昨年8月に戴冠を果たしたジェイコブスは、これが3度目の防衛戦となる。「2年間、彼に(対戦を)呼び掛けてきたんだ。でも、機が熟すまで時間がかかった。彼は一発でKOする力があるので注意しないといけない」と王者はクィリンのパンチ力に警戒の色をみせている。団体を変えて返り咲きを狙うクィリンは「この試合は善人と善人の戦いだ。ボクシングというスポーツのためにはいいことだと思う。ピーター・クィリンの長所を存分に発揮できる試合だと思う」と自信をのぞかせた。戦績はジェイコブスが31戦30勝(27KO)1敗、クィリンは33戦32勝(23KO)1分。オッズは3対2でクィリン有利と出ている。