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[海外ニュース]2015.10.7

ウスカテギが挑戦権獲得

 IBF世界スーパーミドル級挑戦者決定戦は6日(日本時間7日)、米国テキサス州サンアントニオのカウボーイズ・ダンスホールで行われ、7位のホセ・ウスカテギ(24=ベネズエラ/メキシコ)が5位のジュリアス・ジャクソン(28=バージン諸島)に2回45秒TKO勝ちを収めた。
 188センチの長身から元世界2階級制覇王者の父親ジュリアンのようなシャープを放つジャクソンだが、打たれ脆さも父親と似たところがあった。試合はスタートからスリリングなものとなったが、ウスカテギの右をテンプルに受けたジャクソンが初回にダウンを喫したことで大方の流れが決まった。2回に入ってもジャクソンのダメージは回復せず、4度もキャンバスに転がった。そのうちの2度はスリップとしてカウントされなかったが、2度はノックダウンと判定され、ダメージを考慮したレフェリーが試合を止めた。11月28日にカナダのケベックで行われるジェームス・デゲール(英)対ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)の勝者に対する指名挑戦権を獲得したウスカテギは25戦24勝(20KO)1敗。ジャクソンは20戦19勝(15KO)1敗。
 アンダーカードとして行われた元世界王者対決は、アルヘニス・メンデス(ドミニカ共和国/米)がミゲール・バスケス(メキシコ)に99対90、97対92、95対94の10回判定勝ちを収めた。元IBFスーパーフェザー級王者のメンデスは28戦23勝(12KO)3敗1分1無効試合。ライト級に上げてから2連勝となった。7回にホールドで減点されたすえ敗れた元IBFライト級王者のバスケスは40戦35勝(13KO)5敗。