[海外ニュース]2015.9.16
サリド側が再々戦要請
オルランド・サリド
 12日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われたWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチで 引き分けに終わったオルランド・サリド(34=メキシコ)が、王者ローマン・マルチネス(32=プエルトリコ)との再々戦をWBOに要請した。
オルランド・サリド
 サリドは今年4月、マルチネスに判定負けを喫して王座を失い、9月の再戦では奪回を狙っていた。試合はダウン応酬の激闘となったが、中盤を制したサリドの勝利は不動とみられた。バート・クレメンツ氏は大方の見方と同じく115対113でサリドの勝利と採点したものの、パトリシア・ジャーマン女史は逆に115対113でマルチネスを支持。グレン・フェルドマン氏が114対114と採点したため三者三様のドローという結果に終わった。これを受けサリド陣営は14日にWBO選手権委員会に再々戦の要望書を提出した。試合のクォリティはともかくとして打撃戦を好むテレビ局も両者の第3戦に乗り気と伝えられており、遠からず決着戦がセットされそうな雰囲気だ。