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[海外ニュース]2015.9.2

ベルト「集中している」

アンドレ・ベルト
 9月12日(日本時間13日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでWBA、WBC世界ウェルター級王者フロイド・メイウェザー(38=米)と拳を交えるWBA同級暫定王者アンドレ・ベルト(31=米)が、メディアの取材に「批判の声があることは知っているが、いまは試合に集中している」と話している。
アンドレ・ベルト
 試合まで2週間足らずとなったが、専門サイトFightnews.comがカリフォルニア州オークランドでバージル・ハンター・トレーナーと調整中のベルトをキャッチした。「もう気持ちの面の準備はできている。エネルギーが満ちているし、ケガがないまま試合に臨めるのは初めてだ。覚えている範囲では最高のコンディションだよ」とベルトは答えている。さらにベルトは「トレーニング・キャンプでは色々なことを試すことができた。私にはメイウェザーに劣らないだけのスピードがあり、彼以上のパワーがある」と自信を口にしている。オッズは41対1でメイウェザー有利という屈辱的な数字が出ているが、ベルトは「最初の世界王座を獲得した24歳のときから多くのことが変わった。いろいろなことが起こった。たくさんの浮き沈みを経験してきたよ。いまは試合に集中している」と加えている。もしもベルトが勝てば、25年前に東京ドームで起こったマイク・タイソン(米)対ジェームス・ダグラス(米)の世界ヘビー級戦に匹敵する歴史的番狂わせといわれるカード。ベルトは意地を見せることができるか。