[試合速報]2015.7.26
コバレフvsモハメディ
左:モハメディ 右:コバレフ
 WBA、IBF、WBO3団体統一世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(32=露/米)の6度目の防衛戦が25日(日本時間26日)、IBF1位の指名挑戦者ナジブ・モハメディ(30=仏)を相手に米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われた。
コバレフが圧勝
〇セルゲイ・コバレフ(露/米)
 3回2分38秒TKO
×ナジブ・モハメディ(仏)
6度の防衛に成功
「挑戦者に勝機なし、コバレフが圧勝するだろう」という予想が大勢を占めたカードは、はたしてそのとおりの内容と結果になった。コバレフは左ジャブで探りを入れて流れを引き寄せると、2回には右を叩きつけて先制のダウンを奪った。続く3回終盤、コバレフが左右のコンビネーションを打ちこむとモハメディはダウン。挑戦者は立ち上がったものの左目を気にするなど戦意を喪失している様子だった。そのためケニー・ベイレス・レフェリーはカウントを数え切った。統一戦を含め6度目の防衛に成功したコバレフは29戦28勝(25KO)1分、2度目の世界挑戦も実らなかったモハメディは41戦37勝(23KO)4敗。
 前座では元WBC世界ライトヘビー級王者ジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)が登場、ユニエスキ・ゴンサレス(キューバ/米)に96対94の三者一致の10回判定勝ちを収めた。今年3月にコバレフに挑んで8回TKO負けを喫したパスカルは再起を飾り、戦績を35戦30勝(17KO)3敗1分1無効試合に伸ばした。ゴンサレスは17戦16勝(12KO)1敗。