[海外ニュース]2015.6.16
Fe級残留かSFe転級か
ニコラス・ウォータース
13日のV4戦を前に計量で体重オーバーのため失格、戦わずしてWBA世界フェザー級スーパー王座を失ったニコラス・ウォータース(29=ジャマイカ)が、このままフェザー級に留まるのか、それともスーパーフェザー級に転向するのか思案している。
ニコラス・ウォータース
ウォータースは12日の計量で最終的に1ポンド(約450グラム)を落とし切れずにギブアップ。戦いを前にして王座を失った。試合ではアマ時代に苦杯を喫したミゲール・マリアガ(コロンビア)から9回にダウンを奪って大差の判定勝ち、戦績を26戦全勝(21KO)に伸ばしたが、その腰にはベルトはなかった。これを機にスーパーフェザー級に上げるのかと思われたが、まだウォータースは決断を迷っている様子だ。同じフェザー級のWBO王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との大一番をトップランク社から提示されているからだ。スーパーフェザー級に転向してもすぐに大金を手にするビッグマッチの実現は難しく、ゆえにウォータースは即断できないのが現状といえる。「130ポンド(約58.9キロ=スーパーフェザー級)に上げるか126ポンド(約57.1キロ=フェザー級)に留まるか、2週間以内に決める」と前王者は話している。もしもスーパーフェザー級に転向するならば、WBAスーパー王者の内山高志(ワタナベ)もWBC王者の三浦隆司(帝拳)にとっても極めて危険な相手となるはずだ。