[試合結果]2015.5.30
カーンvsアルジェリ
元WBA、IBF世界スーパーライト級王者で、現在はウェルター級でWBC1位、WBA2位、IBF3位にランクされるアミール・カーン(28=英)は29日(日本時間30日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで前WBO世界スーパーライト級王者クリス・アルジェリ(31=米)と拳を交えた。
〇アミール・カーン(英)
12回判定(3対0)
×クリス・アルジェリ(米)
12対1のオッズでカーンの圧倒的有利とみられたカードだが、前戦でマニー・パッキャオ(比)に6度倒されて惨敗したアルジェリが予想以上の奮闘をみせた。スピードに定評のあるカーンがワンツー主体のボクシングで主導権を握るが、ときおりアルジェリも右を好打して食らいつく。中盤にはカーンが守勢に立たされる場面もあった。全般をとおしてカーンが優勢ではあったが、各ラウンドの内容は接近しており、終盤の頑張りしだいではアルジェリが番狂わせを起こすことも可能かと思われた。しかし、最後はカーンがしっかりとまとめた。10回にはロングレンジから速いワンツーを好打して貴重なポイントを奪い、11、12ラウンドも優勢を印象づけて試合終了のゴングを聞いた。採点は二者が117対111と明白な差をつけたが、もうひとりのスコアは115対113と接近していた。9月12日に計画されているフロイド・メイウェザー(米)の最有力候補と目されるカーンは34戦31勝(19KO)3敗。健闘したものの再起を飾ることができなかったアルジェリは22戦20勝(8KO)2敗。
12回判定(3対0)
×クリス・アルジェリ(米)
12対1のオッズでカーンの圧倒的有利とみられたカードだが、前戦でマニー・パッキャオ(比)に6度倒されて惨敗したアルジェリが予想以上の奮闘をみせた。スピードに定評のあるカーンがワンツー主体のボクシングで主導権を握るが、ときおりアルジェリも右を好打して食らいつく。中盤にはカーンが守勢に立たされる場面もあった。全般をとおしてカーンが優勢ではあったが、各ラウンドの内容は接近しており、終盤の頑張りしだいではアルジェリが番狂わせを起こすことも可能かと思われた。しかし、最後はカーンがしっかりとまとめた。10回にはロングレンジから速いワンツーを好打して貴重なポイントを奪い、11、12ラウンドも優勢を印象づけて試合終了のゴングを聞いた。採点は二者が117対111と明白な差をつけたが、もうひとりのスコアは115対113と接近していた。9月12日に計画されているフロイド・メイウェザー(米)の最有力候補と目されるカーンは34戦31勝(19KO)3敗。健闘したものの再起を飾ることができなかったアルジェリは22戦20勝(8KO)2敗。