[試合結果]2015.4.19
チャベスVSフォンファラ
 元WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(29=メキシコ)の13ヵ月ぶりの戦線復帰戦が18日(日本時間19日)、WBA&WBC世界ライトヘビー級4位、IBF10位、WBO8位のアンドレイ・フォンファラ(27=ポーランド/米)を相手に米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた。
〇アンドレイ・フォンファラ(ポーランド/米)
 9回終了TKO
×フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
 チャベスは体調が十分ではないのか、スタートから生彩を欠く戦いぶりだった。対照的に徐々に警戒を解いていったフォンファラはペースを掌握し、ラウンドを重ねるごとに優勢を印象づけていった。中盤に入るとチャベスの目の周辺の腫れが目立ち、番狂わせのムードが高まっていった。そんな矢先の7回、フォンファラが肩で相手を押したとして減点を科されたが、これも流れの変わる契機にはならなかった。9回、フォンファラの左フックを浴びたチャベスはダウン。ここは立ち上がって打ち合いに応じたチャベスだが、次のラウンドを前に勝負を諦めた。殊勲のフォンファラは30戦27勝(16KO)3敗。敗れたチャベスは52戦48勝(32KO)2敗1分1無効試合。
 前座ではWBA世界フェザー級暫定王者オスカル・エスカンドン(コロンビア)が登場、モイセス・フローレス(メキシコ)と対戦したが、2対1の12回判定負けを喫した。採点は116対112、115対113で二者がフローレスの勝利、もうひとりは116対112でエスカンドンを支持していた。新暫定王者フローレスは24戦23勝(16KO)1無効試合、初防衛に失敗したエスカンドンは26戦24勝(16KO)2敗。
 同じくアンダーカードにはスーパーライト級の世界ランカー、アミール・イマム(米)が出場し、ワルテル・カスティージョ(ニカラグア)に10回判定勝ちを収めた。99対91、100対90、98対92の大差をつけてWBC米大陸王座の防衛を果たしたイマムは17戦全勝(14KO)、カスティージョは28戦25勝(18KO)3敗。