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[海外ニュース]2015.3.4

ウォード戦に前向きなフロッチ

 WBAから同団体のスーパーミドル級スーパー王者アンドレ・ウォード(31=米)との対戦指令を受けているレギュラー王者カール・フロッチ(37=英)が、「戦うなら英国で」と対戦に前向きな考えを示した。
 フロッチは2月にIBF王座を返上したが、これは同門のジェームス・デゲール(英)に道を譲るためで、デゲールはアンドレ・ディレル(米)との王座決定戦に臨むことになっている(日程、開催地は未定)。 フロッチ自身はWBA王座のみを保持することになったため、それまでの「統一王者」という肩書からレギュラー王者となった。WBAからはウォードとの団体内統一戦を迫られているが、両者は11年に米国で対戦してウォードが判定勝ちを収めている。それを引き合いに出し「前回は米国で戦ったので、次は彼が英国に来るのが筋というものだろう。偉大な選手は海外でも戦わなければならない。IBF王座はデゲールのために返上したが、WBA王座は手放すわけにはいかない」と、フロッチはライバルを牽制している。フロッチは「引退前に一度はラスベガスで大きな試合を行いたい」としてフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)との対戦を望んでいるが、フロッチが負傷したためチャベス戦は夏以降に先送りされることが決定している。そんなタイミングで舞い込んだウォードとの再戦話だけに、前向きに検討しているようだ。