アブラハムとスミスは昨年9月にドイツのキールで対戦してアブラハムが三者一致の判定勝ちを収めたが、敗者側は採点に不満を抱いて再戦を要求。その熱意が実ってダイレクト・リマッチが実現した経緯がある。再び力の差を見せつけたいアブラハムは「私は何をすべきか分かっている。土曜の夜は自分の仕事を完遂するだけ。そうすれば私の手が挙がるだろうし、腰にはベルトが残るはずだ。前回、スミスは善戦したが、また同じように戦えるかどうかは疑問だ。私は絶好調なので、彼にとっては厳しい戦いになるだろう。ノックアウトは約束できないけれど、すばらしい結末を披露できると思う」と話した。一方のスミスは「勝つためには何でもするつもりだ。どうすれば勝てるかも分かっている。アブラハムは前回よりも調子が良さそうだが、これまで以上のことはできないだろう。私は彼を打ち負かして自分がトップであることを証明してみせる」と、こちらも自信満々だ。戦績はアブラハムが45戦41勝(28KO)4敗、スミスは39戦35勝(20KO)4敗。オッズは依然として7対2でアブラハム有利と出ている。