ボクシングモバイルニュース
[記者会見]2015.1.16

一触即発のH級戦

ディオンタイ•ワイルダー
 WBC世界ヘビー級王者バーメイン・スティバーン(36=ハイチ/カナダ/米)対デオンタイ・ワイルダー(29=米)のタイトルマッチは17日(日本時間18日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われる。その注目の一戦に先立ち、15日には両選手が揃って会見に臨んだ。
バーメイン・スティバーン
 WBCのベルトを携えたスティバーンがハイネックのシャツとパンツ姿という軽装だったのに対し、ワイルダーは身丈の長い上下揃いのスーツ風の姿で会見に臨んだ。昨年5月に獲得した王座の初防衛を目指すスティバーンは、「俺はおまえのこれまでの相手とは違うんだ。おまえは4ラウンド以上はもたないさ。俺の顔も見ることができないしな。おまえはケガをすることになるだろう。ミスを犯せばそれで終わりだ。俺がチャンピオンなんだ。試合は短い時間で終わる。そうしたら、もう誰もおまえのことなんか話題にしなくなるさ」と、挑戦者をこき下ろした。これに対しワイルダーも「何人もがおまえの代弁をしてきたが、大事なことは彼らはおまえの代わりに戦うことができないということさ。チャンピオンになったけれど、それは短い期間で終わることになった。もう終わりさ。だからおまえのチームは新しい仕事を探さなくちゃいけないな」と、こちらも負けてはいなかった。それどころか7歳年長の王者に詰め寄ろうとして止められる一幕もあった。16日(日本時間17日)の計量を経て、いよいよ直接対決となる。