[海外ニュース]2014.12.16
GGG リーとの統一戦希望
ゲンナディ・ゴロフキン
 ミドル級のWBAスーパー王座とWBC暫定王座を保持するゲンナディ・ゴロフキン(32=カザフスタン/独)が、13日に同級WBO王座を獲得したアンディ・リー(30=英/アイルランド)との統一戦を希望している。
ゲンナディ・ゴロフキン
 ゴロフキンとリーには浅からぬ因縁がある。アマチュア時代の03年、ふたりはタイの首都バンコクで開催された世界選手権のミドル級2回戦で対戦。そのときはゴロフキンが29対9の大差でポイント勝ちを収めている。ちなみにゴロフキンは1回戦でマット・コロボフ(露)に19対9でポイント勝ち、リー戦後の3回戦ではルシアン・ビュテ(ルーマニア)に4回KO勝ち。そのまま優勝を果たしている。また、今年4月にはゴロフキンの持つWBA王座にリーが挑む予定だったが、ゴロフキンの父親が亡くなったためキャンセルになった経緯がある。ゴロフキン側のK2プロモーションズとリー側のディベラ・エンターテインメント社とはビジネス上の交流もあるため、条件さえ合えば統一戦は難しいことではないと思われる。ゴロフキンは来年2月21日に元WBA同級暫定王者マーティン・マレー(英)を相手に13度目の防衛戦が決まっており、またリーは初防衛戦をアイルランドで行う計画があるため、両者の直接対決が実現するとしても早くて5月か6月になりそうだ。ゴロフキンは31戦全勝(28KO)、サウスポーのリーは36戦34勝(24KO)2敗。