[海外ニュース]2014.12.1
アルバレス兄が快勝
ハリスを攻めたてるアルバレス
 WBO世界スーパーウェルター級9位にランクされるラモン・アルバレス(28=メキシコ)は29日(日本時間30日)、メキシコのグアナファト州ミゲール・アジェンデで元WBA世界スーパーライト級王者ビビアン・ハリス(36=ガイアナ/米)と対戦し、7回44秒KO勝ちを収めた。アルバレスは前WBA、WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレスの兄。
ラモン・アルバレス
 リングサイドで4歳下の弟が見守るなか、パワーで勝るアルバレスは7回に2度のダウンを奪って勝利を収めた。空位になっていたIBFの北米スーパーウェルター級王座を獲得したアルバレスは試合後、「兄のリゴベルト(元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者)、弟サウルに続いて世界王者になる」とコメントした。27戦21勝(13KO)4敗2分。3兄弟のボクサーとしてはカナダのヒルトン兄弟やフィリピンのペニャロサ兄弟らが世界王者を目指したが目的を果たせず、亀田兄弟だけが3人王者という記録を残している。敗れたハリスは45戦32勝(19KO)10敗2分1無効試合。10年から12年にかけて引き分けを挟んで6連敗という泥沼を経験したが、今年3月には世界ランカーのホルヘ・パエス・ジュニア(メキシコ)に勝って再浮上していた。