ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2014.11.19

クルーザー級の台風の目

 WBA世界クルーザー級暫定王者ユーリ・カレンガ(26=コンゴ民主共和国/仏)が、同じ階級のライバル王者たちに対戦を呼びかけている。
 カレンガは6月に暫定王座を獲得し、今月15日に無敗だったデントン・デイリー(カナダ)に12回TKO勝ちを収めて初防衛に成功したばかり。この2試合で自信を増したのか「(正王者の)デニス・レベデフ(露)と戦いたい。IBF王者のジョアン・パブロ・エルナンデス(キューバ/独)でもWBO王者マルコ・フック(セルビア/独)でもWBC王者グリゴリー・ドローズド(露)でもいい」と大試合に意欲をみせている。22戦21勝(14KO)1敗のカレンガは最近、地元フランスのほかカナダ、モナコ、スペイン、アイルランド、ラトビア、ドイツでも戦っており、その点でも逞しい選手といえる。ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)も擁するゲイリー・ハイド・マネージャーは「カレンガのパワーは破格だよ、ファンを引き付けるものがある」と、米国での売り出しにも興味を持っている。今後、クルーザー級の台風の目になる可能性を持った選手といえそうだ。