本来ならばクアドラスは元WBC世界フライ級王者のハロを迎え撃つはずだったが、ビザの問題でハロの渡米に「待った」がかかったことでマバイトに挑戦のチャンスが回ってきた経緯がある。今年3月、アレハンドロ・エルナンデス(メキシコ)に5回KO負けを喫しているマバイトにとっては、再起戦が世界戦という厳しい状況だが、降って湧いた好機を大歓迎している。「これは大きなチャンスだ。クアドラスのことは映像でチェック済み。フィリピンで十分な準備をしてきたので勝てると思う」と話している。5月に負傷判定勝ちで王座を獲得し、9月の初防衛戦は負傷引き分けに終わっているクアドラスは31戦30勝(24KO)1分、マバイトは23戦19勝(13KO)2敗2分。