[海外ニュース]2014.11.10
フューリー 厄払いできるか
 11月29日、英国ロンドンのエクセル・アリーナでディレック・チゾラ(30=ジンバブウェ/英)とのWBO世界ヘビー級挑戦者決定戦に臨むタイソン・フューリー(26=英)が、試合で厄払いを誓っている。
 フューリーは昨年、2度にわたって元世界王者デビッド・ヘイ(英)との試合が流れるなど不運に見舞われた。今年も叔父でトレーナーのヒューイ・フューリー氏が急逝したほか夫人が流産、2台の車が放火されるなど災難が続いている。7月に予定されたチゾラとの試合も相手の負傷で4ヵ月延期になった経緯がある。それだけに、肝心の試合で厄払いを、という思いがあるのかもしれない。フューリーは「チゾラはビタリ・クリチコ(ウクライナ)やロバート・ヘレニアス(フィンランド/独)など大きい相手と戦ってきたが、今回はもっと大きな相手と戦う。私は大柄だけど、インサイドに入って戦うことができる」と自信をみせている。両者は3年前に拳を交え、そのときはフューリーが3対0の12回判定勝ちを収めている。戦績はフューリーが22戦全勝(16KO)、チゾラは24戦20勝(13KO)4敗。