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[海外ニュース]2014.9.8

英国対決を望むフランプトン

 IBF世界スーパーバンタム級王者カール・フランプトン(27=英)が「次はWBA王者スコット・クイッグ(英)と戦いたい」と、ライバル王者に宣戦布告した。
 フランプトンは6日(日本時間7日)、キコ・マルチネス(スペイン)に判定勝ちを収めてIBF王座を獲得。その直後の会見でWBA王者に対戦を呼びかけた。「私が戦いたいのはクイッグだけ。場所はマンチェスター(クイッグのホーム)でもいい」と話した。そのクイッグは13日にシュテファーヌ・ジャモエ(ベルギー)とのV4戦を控えており、これに勝つことが統一戦実現の大前提となる。しかし、フランプトンのマネージャー兼プロモーターを務める元世界フェザー級王者のバリー・マクギガン氏(アイルランド)は「対戦希望者の第一候補はレオ・サンタ・クルス(メキシコ/米=WBC王者)、クイッグは2番手で、3番目がアブネル・マレス(メキシコ/米=元世界3階級制覇王者)、その次がジョニー・ゴンサレス(メキシコ)」と話している。IBF1位のクリス・アバロス(米)が控えているが「彼は左拳を痛めていると聞いている」と、指名試合は先送りできるものとみているようだ。WBAのスーパー王座とWBOを持つギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)との対戦については「興味はない。だって彼は(キューバからの移民が多い)マイアミですら500人も集まられないんだろ。これはビジネスだからね」と切り捨てた。19戦全勝(13KO)の新王者の今後と、スーパーバンタム級トップ戦線の行方に注目したい。