[公開練習]2014.7.15
7月18日は僕の日
ゾラニ・テテ
7月18日、IBF世界スーパーフライ級6位の帝里木下(28=千里馬神戸)とIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に臨むため一昨日来日した同級1位のゾラニ・テテ(26=南ア)が15日、練習を公開した。21戦18勝(16KO)3敗のハードパンチャーはどのような動きをみせるのか。
不敵な笑み
ジムに到着するなり陽気な歌を口遊みながら陣営と笑顔で登場したテテは練習前に会見に応じ「100%の仕上がりできている。体重もあと1kgだ」と落ち着いた様子で語り「7月18日は僕の日、帝里には悪いが僕がニューチャンピオンになる」と自信をみせた。母国での練習を聞かれたテテは「2カ月前から準備はしてきた、テイルのビデオはみていないが、僕は元々リングに立ってから考えるタイプ。テイルは無敗できているようだが僕が始めての敗戦になる。日本のみなさんに南アフリカのボクシングをお見せする。楽しみにしていて欲しい」と不敵な笑みを浮かべ練習の準備に入った。
マネージャーのムラー氏
同行しているマネージャーのムラー氏は「テイルがどのような戦い方をするのか前半はみせてもらう。テテはどの距離でもどのパンチでもリングに上がるとアジャストできる選手。問題なくテテがニューチャンピオンになって南アフリカに帰るよ」と余裕のコメントを残した。
千里馬啓徳会長
練習をみた千里馬会長は「アマチュアあがりやし、しっかりしたボクシングをする。遅いスピードのパンチで誘い込んでカウンターを狙うつもりやろうね。まあ、帝里はそれをかいくぐって左ストレートを打つ、問題ない」と警戒しながらも自信をみせた。
武本弘樹トレーナー
同じくテテの練習をみた武本弘樹トレーナーは「ビデオでみた印象と少し違う。接近戦でも良いパンチを打てている。まあ、手の内はみせていないだろうけど前半は様子を見ないといけない」と警戒を強めた。
軽快な動き
練習は20分のロープ飛び、6Rのミット打ち、続いて軽い腹筋運動をこなし40分ほどの練習で切り上げた。練習の間、終始陣営がテテを盛り上げる歌を歌い鼓舞する姿が印象的な公開練習となった。