東洋フェザー級王座は…?

　今月6日(土)、後楽園ホールで開催されるダイナミックグローブ・東洋太平洋フェザー級
　王座決定戦「WBC世界フェザー級9位・松田直樹(帝拳)VS同級1位ビンビン・ルフィーノ(比)」の一戦。細野悟(大橋)の返上した東洋太平洋フェザー級王座を、松田直樹とビンビン・ルフィーノが奪い合う。
　日本同級王座を返上した松田は、今回の東洋王座挑戦で念願の世界挑戦に大きく近づきたいところだ。同門・粟生隆寛からWBC世界フェザー級王座を奪ったエリオ・ロハス(ドミニカ)に照準を絞る為にも、今回の一戦は決して負けられない戦いとなる。
　対するルフィーノは、今パッキャオを筆頭に世界を席巻するフィリピンパワーに続くサウスポーボクサー。過去に日本人ボクサーとしては宮田芳憲(角海老宝石)、中川健司(花形)と対戦し、序盤でのKO勝利を飾っている。今回の東洋王座決定戦は世界に出るまたと無いチャンスだけに、決死の覚悟で日本に乗り込んで来るはずだ。
　互いに世界挑戦を実現させる最後の関門。松田のキャリアの中で、ルフィーノは最も危険な相手である事は間違い無い。果たして、アジア最強の座を手中に収めるのは…。