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[ニュース]2014.5.15

亀海が三浦とスパー

絶好調
 6月21日に米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで元世界4階級制覇王者ロバート・ゲレロ(31=米)と対戦する亀海喜寛(31=帝拳)が15日、所属ジムでWBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司(30=帝拳)を“仮想ゲレロ”に見立て、3ラウンドのスパーリングを行った。
メインに登場
 この日、ゲレロ対亀海はゲイリー・ラッセル(米)対ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)のWBO世界フェザー級王座決定戦を抑えて当日のメインに据えられることが決定した。亀海は「ゲレロの実績と人気があってのこと。起用してよかったと思われる試合をしたい」と意欲をみせた。
チャンスをつかむぞ
 米国では過去3度の試合経験がある亀海だが、昨年6月8日には今回と同じ会場(当時の名称はホームデポ・センター)でヨハン・ペレス(ベネズエラ=現WBA世界スーパーライト級暫定王者)に判定負けを喫している。その会場で“雪辱”を狙うことになるが、ゲレロがカリフォルニア州ギルロイ出身ということもあり、亀海にとっては完全なアウェイでの試合となる。それでも「敵地だが気にしていない。チャンスをくれたゴールデンボーイ・プロモーションズに感謝しているし、勝って恩返ししたい」と前向きにとらえている。
夢のスパーリング
 ゲレロは36戦31勝(18KO)2敗1分2無効試合のサウスポーで、昨年5月にフロイド・メイウェザー(米)に敗れてから13ヵ月ぶりの試合となる。この元4階級制覇王者に勝てば大きく視野が開けるはずだ。亀海自身も「いい内容で勝てば先が想像できる。それを求めてアメリカに行くわけで、勝つことしか頭にない。KOすることは厳しいかもしれないが、はっきりした内容でポイントを取りたい」と話している。ゲレロを想定して行った三浦とのスパーリングは激しいものだったが、亀海は「勝つイメージは8割から9割、でき上がっている」と自信をみせている。
三浦も好調維持