[試合後談話]2014.5.7
ライト級が面白い
世界戦のリング
開門二時間前には既に長蛇の列が出来た7日のボディメーカーコロシアム(大阪なんば)。IBFダブル世界戦を待つ会場を最初に湧かせたのはライト級東洋太平洋タイトル戦。チャンピオン中谷正義(井岡)対チャレンジャー原田門戸(横浜さくら)の一戦。石田匠(井岡)も負けてはいない。
戸部 洋平
右ストレート一発で試合を決めた石田。リングサイドで試合を見つめたスーパーフライ級日本王者、戸部洋平(三迫)は「早く終わったので…上手いですね」と、急な取材に照れ笑いした。
石田匠
「1Rは様子をみて2Rからいくつもりでした。予定通りです。ダメージもないので明日から練習してタイトルマッチに備えます」と終始笑顔の石田は、日本チャンピオンの戸部が観戦していたことを聞かされると「やれるならやりたいです」と日本タイトル奪取に意欲をみせた。
ジャブカラートレック
倒されたジャカラートレックは「イシダはスピードがあってうまい。なにも出来なかった。右ストレートがきいた」と手放しで石田を称えた。
中谷、初防衛成功
「自分で自分を盛り上げるつもりが盛り上げきれなかったですね。どっかに油断があったと思います。試合は勝ったので20点かな、でも内容は0点でした。もう少しディフェンス力をあげていかないと次の対戦相手に狙われますわ。頑張って練習します」と、試合後の中谷に笑顔はなかった。
悔しい敗戦
「下がってくれたのでやりやすかった」と話した横浜さくらジムの平野会長は「採点には不満も残るが…好戦的でいいボクシングをしたので次につながる。」と判定による原田の敗戦にも合格点を出した。
リングを降りると控え室に向かう間、多くのファンに囲まれ労いを受けた原田だが「中谷はスピードがあってパンチの見切りがよかった。でも、悔しい」と目頭を熱くした。
リングを降りると控え室に向かう間、多くのファンに囲まれ労いを受けた原田だが「中谷はスピードがあってパンチの見切りがよかった。でも、悔しい」と目頭を熱くした。