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[公開練習]2014.4.17

キコの時代ー?

IBF世界チャンピオン
  元2階級制覇王者・長谷川穂積(33=真正)と自身のベルトをかけて戦うIBF世界スーパーバンタム級王者、キコ・マルチネス(スペイン)が17日、大阪市内の大阪帝拳ジムで練習を公開した。昨日早朝に来日したばかりの王者だが、この日は長旅の疲れも見せず軽快な動きを見せた。
キコ・マルチネス
 練習前に会見を開いたマルチネスは「とても綺麗な町並みで昨日もホテルについてすぐに散歩に出た」と日本の印象を語ると「母国スペインで、一度はウェイトもリミットに落としてきた。やることは全てやってきたのであとは試合に向けてコンディションをつくるだけだ」と余裕のコメントを残した。
背中の筋肉に注目
 対戦相手の長谷川に対しては「偉大なチャンピオンで、どのパンチも警戒している。だが、試合で私は王者らしく勝ちにこだわり戦う。日本のみなさんにキコ・マルチネスの時代が来たことを知らせることになるだろう」と胸を張った。
パブロ・サルミエンド トレーナー
 同行しているトレーナーのパブロ・サルミエント氏は「いつもの試合とかわらず、すべて順調に調整できている。試合で王者らしくタイトルを守るだろう」と静かに語り練習に入った。
江藤会長代行
 練習を見守った長谷川陣営、真正ジムの江藤日出典会長代行は「今日は全部をみせていないでしょう。思っていたより小さいが背中の筋肉は大きいし、パンチは硬そうだ」と警戒心を強めた。
マルチネス陣営
 練習は母国で十分仕上がっているという理由で1Rのシャドーと1Rのミット打ちのみで早々とジムを引き上げたマルチネス陣営だが、長旅の疲れも見せずに皆笑顔で6日後の大一番に向けて着々と準備を整えている。決戦は、いよいよ4月23日、大阪城ホールにて。放送は日テレ。