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[ニュース]2014.4.15

W世界王者が練習再会

ダブル世界チャンピオン
 4月6日、大田区総合体育館で世界王者となった井上尚弥と3度目の防衛を果たした八重樫東が、所属する大橋ジムで練習を開始した。
井上尚弥
 井上尚弥は、弟・拓真とのマス、サンドバッグ打ちで快音を響かせていた。「久々に身体を動かしたが、軽く感じた」と話す尚弥は、世界王者となった心境について「まだベルトも届いていないし、あまり実感がわいていないです」と明かした。それでも「前半は良かったと思う。足が使えなかったのもあるが、5、6ラウンドで相手の土俵になってしまった。初の世界挑戦としては良かったと思います」と試合を振り返った。「試合後の一週間はゆっくりしていた」と話す尚弥は、友達とお台場やディズニーランドに出かけ、焼肉屋に4日連続で行った事などを楽しそうに話した。記者から井岡一翔との対戦の可能性を問われた尚弥は、「同じ土俵に来れたし、皆が望むならばやりたいです。勝つ自信はハーフ&ハーフです」と返した。今回、減量に苦しんだ尚弥は、「階級をあげる事も考えたが、減量はキツいが、チャンピオンとして次は防衛戦をしたい」と明かした。
八重樫東
 3度目の世界戦防衛に成功し、次戦のローマン・ゴンサレスとの対戦が注目される、八重樫東はサンドバッグ、ミット打ちで汗を流した。試合後の一週間について聞かれた八重樫は、「入園式に行ったり、ずっと家庭サービスでしたね」と哀愁を漂わせた。今日からのジムワークで「ある程度の感覚はつかめた」と話す八重樫は「この時期から次の目標が決まっているので、対策を建てたりやり易い。あとは、メンタルを作っていくことだけですね。フィジカルも、そろそろ土居さんから連絡がくると思います。もう少し後でもいいかと思うんですが…」と取材陣を笑わせた。
井上拓真
 プロデビュー2戦目にして世界ランカーを撃破した、井上拓真は、「久々のジムワークは気持ちが良かったです」と笑顔で答えた。試合後の一週間は、兄・尚弥と同じく、「友達とお台場に出かけたりゆっくりできた」と話す拓真は、「次の試合は決まっていないが、良い形で勝てるように、しっかり練習していきたい」と意気込みを語った。
細野悟
 日本タイトルを獲得し再び世界を狙う細野悟は、「試合が決まりそうだったので翌日から練習しています」と笑顔をみせ「内容は良くなかったが、今後に繋がる課題が見つかりました」と試合を振り返った。「次は防衛戦になると思うが、負けられないので気持ちを引き締めていきたい。それでも、色んな意味で楽しんでやっていきたいですね」と意気込みを語った。