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[アンダージュニア]2014.3.29

畑中Jrも登場

Jrのセコンドは元プロ王者の石原英康氏
 兵庫の芦屋大学福山記念館で、前日からスタートした『第3回アンダージュニア大会』では、28日に男子中学生の部が行われた。90秒×3ラウンドという特殊ルールの白熱した52試合の中には、元WBC世界スーパーバンタム級王者で、現・畑中ジム会長である畑中清詞氏の息子、建人の出場もあった。元日本、東洋太平洋王者である松本好二氏の息子であり、このカテゴリーでは特に評価の高い選手の一人、松本圭佑は欠場している。
畑中と左背後の客席に父
 畑中清詞会長は、自身も享栄高校時代にインターハイと国体を経験(当時は選抜はなかった)。その後にプロで世界王者ペドロ・デシマ(アルゼンチン)から計6度のダウンを奪って世界の頂点に立った父の影響で、息子・建人もボクシングを始めた。
小川(右)の気迫で後手に回った
 ただ、まだキャリアは浅い。この日は、32試合目の50kg戦で登場。気合たっぷりの小川達也に先手を許し続け、判定を持って行かれた。
試合後の畑中親子
 敗れた建人は「スタミナは問題なかったけど、攻めきれなかった。これも反省材料にして、インターハイ、選抜、国体を取りたい」と悔しそう。清詞会長は「まだ始めたばかりだから、負けることも含めて今は経験が大事。高校で3年間やってみて、本人がやりたかったら、プロも選択肢に入るんじゃないかな」と語っている。
松本Jrは悩んだ末に欠場
 一方、関東予選を勝ち抜いたにも関わらず、欠場したのは松本圭佑だった。父の松本好二氏に事情を尋ねると「今月30日の原隆二(大橋)戦、来月6日のダブル世界戦の調整から、私が大橋ジムを空けることがどうしてもできませんでした。高校へ進学したらアマで戦うので、今後もできるだけ参加していきたい」と断念した理由を語った。好二氏は横浜高校時代にインターハイと国体で準優勝の実績を持っている。