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[試合後会見]2014.2.22

村田諒太inマカオ

マカオ
 22日、プロデビュー3戦目をマカオで迎えた村田諒太(三迫)が、試合後会見を開いた。
 プロ3戦目で鋭いアッパーを披露。試合を決める勝負感も健在。マカオから世界に向けて強烈な印象を残した。
村田は着実に進化中
■試合後の村田諒太
 ジャブ、ワンツーを打って、右のボディーが効いていたなかで、左のガードがルーズになるのが分かったんで、上下のストレートではなく、中に入れるようなパンチを入れていきました。
 3回でダウンを奪った時点で詰めようと思ったんですけど、やっぱりガードは硬かったし、昨年末の試合で、内山(高志)さんからダウンを奪った金子(大樹)君が一気に詰めに行って逆に打てなかったっていうのが試合中によぎった。自分でも驚くくらい冷静で、成長を感じました。
 金子君はダウンを取ったあとに逆にパカン!と内山さんのパンチをもらった。変に距離を近づけすぎると当たらないとあの試合で思った。ようそんなことを試合中に考えられたなと思いました。金子君はジャブから行って崩したのに、ダウンを奪ったあとはジャブを使わずに行った。そのケースを思い出したので、ああ、ボクシングマニアでよかったなと思いました。
■素晴らしい右アッパーでしたね。
 ワンツーで効いているのが分かったんですよ。ワンツーからボディを打った時に、上か下かで意識がおぼつかないなら、真ん中にはまず意識がないと思ったんですよ。そのあとの左ボディから顔面に左フックをつなげられたのは、あまり打つ意識はなかった。そういうパンチを出せるということは成長しているってことじゃないですかね。
手型にサイン
 ラスベガスでマイク・ジョーンズら強い相手に長丁場をやった成果だと思っています。4ラウンドでしとめようと思っていたんですけど、最初の1分は相手が出てくると思ったんで、スタミナの消費を待っていたんですけど、もう出てくる余裕もなかったんで、ああいう展開になりました。
■12月の試合は大きいですか?
大きいですね。やっぱり8月にやってみて、まだ派手さを求めていた。自分のボクシングではなく倒すボクシングは、日頃の練習との整合性がないじゃないですか。1戦目の華やかなイメージから2戦目で脱却できた。
■マカオ遠征は楽しめましたか?
はい。楽しめました。日本人の応援もたくさん聞こえましたし、すごくありがたいです。まあ、アウェイを感じる部分もありましたね。でもそんななかでやることは初めてじゃない。