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[ニュース]2014.2.22

亀田騒動

リカルド・リッソ氏(63)
 一連の亀田騒動に新たな人物が登場した。WBO創設メンバーでもあり、現在は国際的なプロモーターで亀田プロモーションのアドバイザーも兼任するリカルド・リッソ氏が22日、大阪市内のホテル日航大阪で報道陣を集め会見を開いた。
 また、亀田大毅とリボリオ・ソリスの統一戦でIBF側の立会人を務め、大毅の王座に関して発言が二転したリンゼイ・タッカー氏はマカオで昨夜、村田諒太(三迫)らの取材のため訪れていた日本人記者団の質問に答えた。
国際的プロモーター
 今回、個人的な仕事で来日したというリカルド氏は、この会見も個人的な見解を述べると前置きした上で「今回の大きな問題点はIBFの立会人を務めたリンゼイ・タッカー氏がミスを犯してしまったことにある。コミッションというのはボクサーのためにある。なぜJBCはカメダに対してこれほど重い処分をしたのか理解ができない」と話すと「私はルールミーティングの中でリンゼイ氏からタイトルは動かないことを確認しているし、同席していたJBCの2名も知っていたはずだ。(彼らが)嘘を言っている」と興奮した様子で話した。リンゼイ氏の発言について質問されると「私にはわからない、でも人間はミスをする。JBCは処分をもう一度考え直して欲しい」と希望を述べると会見場を後にした。
リンゼイ・タッカー氏
 「アンフェアな試合をしたのは(計量で失格した)ソリスだ。亀田大毅のチャンピオンは変わらない。それがIBFのルールだ。」と話したタッカー氏は「私は亀田に威嚇なんかされていない」と試合直後に行われた亀田陣営との話し合いの場を振り返った。また、ルールミーティング直後の囲み会見でタッカー氏自身が「大毅が負けたら王座が空位になる」と発言したことに関しては「私のミスだ。なぜそこまで騒ぐんだ」と、日本での加熱ぶりに困惑した様子ではなした。