ボクシングモバイルニュース
[前日計量]2014.2.21

マカオの陣

公開計量
 マカオのベネチアンホテルで21日、公開前日計量が行われた。22日の「リング・オブ・ゴールド」興行には村田諒太(三迫)をはじめ、ゾウ・シミン(中国)やイーゴリ・メホンツェフ(路)といったロンドン五輪金メダリスト3選手が出場する。また、下田昭文(帝拳)と松山真虎(ワタナベ)も地域タイトル戦のリングに上がる。
下田昭文
■計量結果
・下田昭文(帝拳)125ポンド
・マルビン・ソンソナ(比)125.6ポンド

・レクソン・ツォー(香港)114.6ポンド
・松山真虎(ワタナベ)114.4ポンド

松山
 計量パス後の松山は「ホテルの前にも顔が大きく飾られていて、予想通りの敵地だと思った。相手の歓声がすごい。きれいなボクシングをする選手なので、ガチャガチャでいやがらせて気持ちで勝ちたい。16対1といわれているけど 半々だと思う」と話すと、香港やマカオのメディアの多くが囲む、対戦相手のツォーを横目に松山は栄養ドリンクを一気に飲み干した。「ホテルに貼られた大きなツォーの写真をスタッフがさみしい気持ちではがす結末へ持っていきたい」と意気込みを語った。
ツォー
 香港メディアの取材を終えたツォーは「コンディションはとてもいいよ。相手の松山選手には敬意を払っているし、何より日本の選手はハートが強いからね」と笑顔で話すと「日本は香港と違ってプロボクシングに大きな伝統がある。互いにいいパフォーマンスをしたいよ」と意気込みを語った。
村田諒太inマカオ
 ナシメントの筋肉量は一見して村田を上回り、両者が並ぶと特に胸筋の厚みが目立つ。南米人らしいノリのよさのなかで、どこか威嚇を思わせる雰囲気で、リズムを踏んで歩くが、村田の表情はまったくといっていいほど固くない。ほどよい緊張感で目に力をこめながら村田は「いいもんですね。気持ちが盛り上がる。海外で日本人が活躍することが少しでも刺激になるようにやりたい」とコメントした。

■計量結果
・村田諒太:73.2キロ
・ナシメント72.8キロ
ゾウ・シミン
 「マカオに戻ってくるたびに、パフォーマンスのレベルと勝利への自信が高まります。常によりよいものを提供する」と話したゾウ・シミン(中)は、前回の試合から2か月以降、パワーアップに務めてきたとのこと。