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[試合続報]2014.1.26

ツナミ無念

メキシコで初勝利はー
 25日、松田雄太(SFマキ)と天海ツナミ(アルファ)がメキシコのリングに上がった。
試合後、ツナミの人気が急上昇
 松田雄太が5RにTKOで敗れた。3Rまでは松田の右フックが当たり、エストレージャが鼻血を出すという予想外の展開。しかし4R、強引に出てきたエストレージャの連打にダウン。5Rに連打をまとめられると、2回目のダウンにセコンドからタオルが投げ込まれた。
 SFマキジムの沖啓介会長によると「エストレージャはジョー小泉氏から事前に提供されていた映像のどおり、長身のパワーファイターでチャンスと見ると強引に連打でたたみかけてきた。試合後の松田は『今まで経験したことのないパワーだった』と話した」とのこと。それでも、会場を出る時には、松田の健闘を称えた大勢のボクシングファンに囲まれ記念撮影に応じていたとのこと。
敗戦にも笑顔
 天海ツナミの試合を観戦した沖会長によると「天海ツナミ選手は前半から調子が良く、あれだけ減量で苦しんだのが嘘のように身体が動いてました。あの防護感は天性なんでしょうか?彼女のパンチだけが、次々とヒットし中盤すぎには、勝つのは時間の問題ではー、と思いましたが、相手のアレリームシーノもあと一発をなかなか許しません。7R以降はワンサイドになり、レフリーがストップのタイミングを計っているのがわかりました。9Rに山木会長の叱咤激励でツナミ選手が倒しにかかりますが、なかなかフィニッシュに持っていけません。ラストラウンドは相手も必死で反撃しますが、パンチにはもう力がありません。日本ならフルマークでツナミ選手の勝ちですが、判定で相手の腕が上がりました。ホームタウンデシジョン以前の問題だと思いましたが、お客さんは、よく解っていてツナミ選手の方が相手より遥かに大きな拍手喝采を受けていました」とのこと。天海のメキシコ初勝利はお預けとなった。